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電人HAL アサシン ◆WRYYYsmO4Y 1に1を足すと2になる。 2に1を足すと3になる。 3に1を足すと4になる。 1を無限に足し続ければ、どんな数だって生み落せる。 途方もない数字であろうが、時間さえかければ不可能ではない。 しかし、1では決して生み出せない数が一つだけ存在する。 それは"0"だ。1の左隣に位置する、無を現す数字。 何度1を足したとしても、これだけは生む事が出来ない。 そして、逆もまた然りである。 0を何度足しても、絶対に1には届きはしない。 無から有を造り上げる事など、それこそ神の所業だ。 "1"と"0"。 二つの数字の間には、途方もない程の開きが横たわっている。 こんなにも近いというのに、その間を超える事はあまりにも難しい。 しかし、そんな不可能に挑んだ男がいた。 完全な"0"から、己が求めて止まない"1"を造ろうとした男が。 大学教授・春川英輔と、彼の脳をコピーした電子人格「電人HAL」。 十年に一人の天才と謳われた男と、彼の生き写しであるプログラム。 彼らは0と1の狭間の世界――即ち電脳世界にて、己が野望を実現させようとしていた。 新たな『刹那』を構築せよと。 かつて救おうと手を尽くし、しかし救えなかった女を造り上げろと。 電人HALの手によって、幾度もの演算が行われていく。 しかし、彼らは内心悟っていた。 思い出だけを頼りに女の生き写しを造るなど、何千年かけても無駄な事に。 例えるなら、猫にキーボードの上を歩かせ、偶然ショパンの詩が完成するのを待つようなものだ。 何十台ものスーパーコンピューターを用いたとしても、きっと途方もない時間がかかる。 そんな中、電人HALはあるデータを受け取った。 「ゴフェルの木片.exe」とだけ書かれた、差出人不明のプログラム。 ネットに潜ってみれば、様々な情報がHALの記憶に刻まれる。 方舟の存在と、その中で行われる聖杯戦争なる戦い。 嘘か真かも分からない情報は、何故だか彼の興味を引いた。 興味を引いたが故に、彼は己の力を行使した。 電脳世界に身を置く電人ならば、ハッキングなど容易である。 そうして、HALは知る。 月に存在する量子コンピュータと、もう一つの電脳世界。 そしてその世界には、たしかに聖杯戦争が行われていた。 聖杯戦争が真実ならば、賞品となる月の聖杯もまた事実。 不可能を可能にする力に、HALは瞬く間に魅了された。 聖杯の力を以てすれば、"0"を"1"に変えられる。 猫にキーボードの上を歩かせて、ショパンの詩を作る事が出来る。 決断してから、HALの行動は早かった。 春川には黙秘を貫いたまま、独自に電子ドラッグを改造する。 聖杯戦争という電脳世界の闘争に必要な、新たなHALの武器。 それを完成させるのに、そう時間はかからなかった。 そうして、新たに造られた武器を片手に。 電人HALは、ゴフェルの木片を"実行"した。 □ ■ □ 錯刃大学は、それといった外見的な特徴も無い平凡な建造物だ。 だが小さいかと言われるとそうではなく、最上階と地上とではそれなりの距離はある。 そんな大学の屋上にて、電人HALは独り立ち尽くしていた。 屋上を淡く照らす月をしばらく見つめた後、HALは「そろそろか」と呟く。 その直後、彼の目の前に現れるのは、古めかしい格好をした青年。 一切の気配も無くその場に姿を見せた彼の姿を見ても、HALは全く動じない。 それもその筈――自身のサーヴァントに対し、一体何を警戒する必要があろうか。 「この一帯に"さぁばんと"の気配は感じられん。しばらくは安全だろう」 「そうか。ならいい」 古めかしい外見によく似合う、古めかしい話し方。 この時代錯誤なサーヴァントの真名は、甲賀弦之介という。 「甲賀」の名字が示す通り、江戸時代に存在していたとされる本物の忍者だ。 なるほど、諜報と暗殺を生業とするアサシンのクラスに相応しいと言える。 「ところで、お主の手下はまだ来てないのか」 「いいや、彼等ならもうすぐそこまで来ている筈だ」 その瞬間。屋上と最上階を繋ぐドアが、勢いよく開かれる。 そこから出てくるのは、人、人、人の波。 ものの数秒の内に、錯刃大学の屋上に一つの軍勢が誕生した。 虚ろな眼をした傭兵達と、一組の主従を王とする軍勢が。 「……まこと恐ろしき術よ。他者を意のままに繰るなど、人の業とは思えんな」 「君の忍法に比べたら、大したものではないさ」 電子ドラッグ。 目視した者の脳神経を刺激し、理性から犯罪願望を解放させるプログラム。 HALは聖杯戦争に馳せ参じる以前、予めこの電子ドラッグを改造している。 電脳世界の住人を支配する為に構成されたそれは、言うなればHAL専用のコードキャストだ。 "0"と"1"の狭間にあるデジタルの空間において、電人は万能の存在だ。 彼のテリトリーである空間で作用するプログラムなど、容易に構築できる。 今HALに従っているのは、錯刃大学の学生達だ。 メモリーデータを封じられ、春川英輔として教鞭を振るっていた頃の知り合いである。 "春川英輔"を信用していた彼らも、電子ドラッグの手にかかれば"電人HAL"の尖兵に早変わりだ。 「だが用心なされよ"ますたぁ"。度が過ぎると"彼奴ら(きゃつら)"が来る」 「管理者(ルーラー)か。彼らがいなければ街の人間全員を洗脳してたのだがな」 HALがNPCに行っているのは、実質には電子データの書き換えだ。 電子ドラッグによる過度の洗脳は、何らかのペナルティを受ける可能性も考えられる。 その気になれば、公共の電波を利用して冬木市をドラッグ漬けにもできるだろうが、 そんな真似をしたら最後、どんな処罰が待ち受けているのか分かったものではない。 「まあいい、上手くやっていけばいいだけの話だ」 HALがそう言った直後、彼の背後に一つの画像データが展開される。 学生達全員が目視できる様に見せられたこれこそが、彼が造り上げた電子ドラッグだ。 表示されたそれを目にした家来達は、目的を果たさんと一斉に踵を返し去って行く。 「聖杯戦争の参加者を見つけ出し、発見次第報告せよ」、と。 電子ドラッグに刻まれたその命令を、彼等は何の戸惑いも無く受け止めた。 一組の主従だけ後に残り、しばしの間、錯刃大学が静寂に包まれる。 聞こえてくる音といえば、通り抜ける風の小声くらいのものだ。 そんな沈黙を破ったのは、HALが発したシンプルな問いだった。 「……アサシン。私は、愚かだろうか?」 無理だと悟った夢を諦めきれず、奇跡に手を伸ばしたHALという名のプログラム。 そんな諦めの悪いデータの塊は、果たして正常に機能していると言えるのか。 問いを投げられたアサシンは、何ら動じる気配を見せない。 訝しげな目線を向けたまま、たった一言こう返した。 「我ら"さぁばんと"が如何なる存在か、もうお忘れか」 それを聞いた後、HALは自分の馬鹿馬鹿しさに気付く。 マスターがそうである様に、サーヴァントにも叶えたい願いがあるのだ。 時間と次元を超え、他者を切り裂いてでも成就させたかった祈りが。 奇跡に縋った者を、正常に機能していないと嗤うのなら。 それは即ち、サーヴァントそのものに対する嘲笑に他ならない。 「……そうだな。馬鹿な事を聞いた」 自嘲を含んだ返答の後、HALはまた空に目を向けた。 黒いペンキをぶちまけた様な景色では、月だけが煌いている。 そんな中、その暗黒を優雅に飛び回る影が一つ。 「鷹、か」 HALが目にしたのは、一匹の鷹であった。 こんな街中に鷹が飛ぶなど、本来在り得ない事だ。 大方、ムーンセルのちょっとしたバグが原因なのだろう。 バグとして生まれた鳥は、ただ一匹しか存在しない。 その一匹も、そう遠くない内にムーンセルに削除されるだろう。 生まれた場所を誤った"1"は、いずれは"0"に還るだけ。 あの鷹だけではない。この聖杯戦争で、きっと無数の"1"(生)が"0"(死)になる。 その0の羅列を積み重ねた末に、聖杯への道は開かれるのだ。 "0"から"1"を造りだすとは、つまりそういう事なのである。 それだけの代価を払わなければ、奇跡には手が届かない。 電人HALは、電脳世界のプログラムだ。 人間でもない0と1の塊などに、元より人の情などあるものか。 彼は一切の情けをかけず、聖杯に向けて突き進む。 例え"0"に還した願いが、「愛する者の蘇生」であったとしても。 そんなHALの意思を垣間見たかの様に。 電子の鷹は、鋭く鳴いてみせた。 □ ■ □ 鷹が一匹、飛んでいた。 人工物が立ち並ぶ街中には、酷く似合わない様である。 鷹が滑空する様を見て、アサシンが回想するのは最期の瞬間。 人別帖を鷹に預け、冷たくなった思い人を抱きながら、小刀で胸を貫いた。 それがアサシンの最良の選択であり、運命に弄ばれた結果である。 不戦の協約を結び、二度と争うものかと誓い合った筈の伊賀と甲賀。 しかし、幕府の暗躍によりその誓いは破られ、始まるのは血を血で洗う殺し合い。 殺戮の末に、アサシンを含めた二十人の忍達は、一人も残らず死に絶えた。 彼が愛した女性もまた、死んだ。 上空の鷹に注がれていた視線を、前方へと移す。 大学より向こう側では、光がひしめき合っていた。 その光の中では、CPU達が寄り添い合って暮らしている。 この街に、甲賀と伊賀の様な血生臭い対立は無い。 誰もが血縁に縛られず、自由に愛し合っている。 言うなればそれは、アサシンの求めた理想郷。 もしも、生まれた時が違えたのだとすれば。 アサシンは戦いを強いられず、煌びやかな街で平穏に暮らしていたのだろう。 愛する者と穏やかに過ごし、平和を噛みしめたに違いない。 「……朧」 かつて愛した者の名が、アサシンの口から零れ落ちた。 永遠の愛を誓い合い、しかし運命に殺された女の名。 彼女と抱擁を交わす為に、アサシンは聖杯を求める。 アサシンの相棒である、電人HALなる男。 この男も彼と同様、願い故に聖杯戦争に参戦した。 彼が願ったのは、「本城刹那」なる女性の復活。 同じだ、と。 願いを耳にしたその瞬間、アサシンの胸に生まれたのは深い共感であった。 彼もまた、愛した者との再会の為に戦っているのだ。 そんな男の願いを、同じ願いを抱えるアサシンがどうして馬鹿にできようか。 この男と共に全ての参加者の命を刈り取り、聖杯を掴んでみせよう。 そして、その暁には。 愛した者を負ぶりながら、その重さを背中で感じながら。 あの樹木が生い茂る土佐の峠を、一緒に歩いていきたい。 甲賀卍谷衆の忍ではなく、かつて殺し合った者同士でもなく。 ただ一人の男として、彼女に――朧に会いに行く。 鷹がもう一度、鋭く鳴いた。 【出典】バジリスク~甲賀忍法帖~ 【CLASS】アサシン 【マスター】電人HAL 【真名】甲賀弦之介 【性別】男性 【属性】中立・中庸 【ステータス】筋力:D+ 耐久:D 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B 【クラス別スキル】 気配遮断:A 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 ただし、「忍術」のスキルを併用すればランクの低下を抑える事が可能。 【固有スキル】 心眼(真):B 修行・鍛錬により得た戦闘論理。窮地において活路を導きだす。 忍術:A 甲賀卍谷衆の忍として研鑽し続けてきた類希なる武芸。 攻撃態勢に移った際、「気配遮断」のスキルのランク低下を抑える事が可能となる。 また、「気配遮断」のスキルを使用中に限り、筋力と俊敏のステータスにプラスの補正がかかる。 カリスマ:C 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。 【宝具】 『瞳術』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:50個 甲賀弦之介の忍術が宝具に昇華したもの。魔眼。 範囲内にいた「弦之介への殺意を帯びた相手」に対し暗示をかけ、強制的に自害させる。 暗示の強さはその時点における殺意の大きさで決まり、大きければ大きい程強烈な暗示がかける事が可能。 精神干渉を無効化するスキル、あるいは強固な精神力を持っていれば暗示を解く事は可能かもしれないが、 弦之介に対し激しい憎悪と殺意を抱いていた場合は、例えスキルの恩恵を受けようとも、暗示からは逃れられないだろう。 【weapon】 忍者刀を得物とする。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンのサーヴァントらしく、密偵と暗殺が主要となる。 気配遮断と忍術のスキルを併用する事で得られるアドバンテージを、如何に有効活用できるかが鍵になるだろう。 唯一の宝具は扱いやすいとは言い難いが、上手く使えれば必殺の一撃と成り得る。 【人物背景】 甲賀卍谷衆の頭領の孫であり、彼自身も甲賀の忍。 同じ忍者の里である伊賀鍔隠れ衆と敵対関係にあるのを良しとせず、両者が手を取り合う未来を夢見ている。 その証拠に、伊賀忍の頭領の孫娘である「朧」とは恋人同士であり、近い内に祝言で挙げる予定だった。 しかし、幕府は跡取りを決定する為に、伊賀と甲賀の間で結ばれた不戦の約定を破棄。各里の精鋭同士で殺し合うよう命令する。 激しく憎み合っていた両者は瞬く間に激突。次々と忍達は斃れていき、最終的には弦之介と朧で殺し合う事となってしまう。 幕府の要人達が見守る中、朧は弦之介に「大好きです」と伝え自刃。 そして弦之介もまた、全てが終わった後に川中で自害。抱えていた朧の亡骸と共に、水底に消えたのであった。 【サーヴァントとしての願い】 かつて愛し、しかし殺し合った女性との再会。 【マスター】電人HAL 【出典】魔人探偵脳噛ネウロ 【性別】男性 【参加方法】 春川英輔を殺害する前、ゴフェルの木片の電子データを用い聖杯戦争に参戦する。 事前にムーンセルにハッキングした事で聖杯戦争を把握している。なお、ゴフェルの木片の存在は春川には秘匿している模様。 【マスターとしての願い】 電脳世界で完全な「本城刹那」を構築する。 【能力・技能】 電脳世界においてはほぼ無敵であり、その実力は強大な力を持つ魔人の侵入を二度も退けるほど。 今回は制限によって著しく弱体化しているものの、それでもその性能は驚異的と言える。 原作では護衛として怪物を召喚する等していたが、此度の聖杯戦争でもそれが可能かは不明。 【weapon】 「コードキャスト 電子ドラッグ」 HALが聖杯戦争用に組み直したプログラム。 本来の電子ドラッグは、見た者の脳を刺激する事により、理性から犯罪願望を解放させると同時に、電人HALへの服従の意を刷り込ませる洗脳プログラムである。 今回構成された電子ドラッグには、見た者のデータを書き換え、電子ドラッグを多量に使用した状態にさせる効果がある。 当然ながら、電子ドラッグを過度に使用した者は例外なくHALの尖兵となってしまう。 NPCには効果覿面だが、サーヴァントやマスターにまで通用するかは現時点では不明。 電子ドラッグはインターネット等の回線を利用する事で拡散させる事が可能だが、過度の洗脳はペナルティを受ける可能性がある。 【人物背景】 錯刃大学教授・春川英輔の脳を複製したプログラム人格。 日本中に電子ドラッグをばら撒き、原子力空母「オズワルド」を占拠した事で世界中を混乱に陥れた。 その目的は、かつて春川が救えなかった人間「本城刹那」をプログラムとして電子世界に蘇らせる事。 オズワルドを占領したのも、そこを拠点としてスーパーコンピューターをかき集め、「本城刹那」の構築に専念する為だった。 しかし、彼自身も「1ビットたりとも違わない人間」を作り出すことは不可能であると悟っており、防衛プログラムを突破さえた際には素直に負けを認めていた。 その後、デリートボタンを押させる事で自ら消滅する道を選ぶが、完全に消滅する"刹那"、自らが最も求めていた者にようやく出会い、満足しながら消滅した。 【方針】 アサシンの特性を最大限活用し、優勝を目指す。 BACK NEXT 023 ジナコ=カリギリ・アサシン 投下順 025 武智乙哉&アサシン 023 ジナコ=カリギリ・アサシン 時系列順 025 武智乙哉&アサシン BACK 登場キャラ NEXT 参戦 電人HAL&アサシン(甲賀弦之介) 041 破戒すべき全ての電人(ルールブレイカー)
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アンクの国家 歴史年表(アンク) アンクの勢力 ###異形(アンク)の文明### 集落の単位 大国もあるが、全体的に一都市単位の集まりが多い 元は同じ人間だが、ほとんどの国は種族ごとに分かれて生活している 地下が開拓されており、地下世界で暮らしている種族もいる 空中に浮遊している国も存在している (魔法)科学 全体的に人間のそれよりも遅れている 一部はかなり進んでおり、テレポーターなしの空間跳躍や高質量の物質浮遊など様々な超技術を保有している国などがある 人間世界と同様に、エーテルが主なエネルギー源となっている 医療 国によってまちまち 魔法科学を駆使した医療体制が整っている国もある 全く医療が発展していない国もある 情報媒体 国交が盛んな国同士には大規模なネットワーク設備が整っている 国交が全く存在しない国は内部用しか通信設備がない 流通 国によって様々な特色を持った品が売られている 通貨は国によって異なる 他国との貿易が盛んな国もあれば、全く国交が存在しない国もある その他 傭兵ギルドやクリエイターズギルド、シーフギルドなどの組織が各地に存在している 全体的な雰囲気としては中世あたりに近いかもしれない 各国への交通手段は基本的に徒歩か動物に騎乗する以外は存在しない
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ユズ・アサシン ◆Ee.E0P6Y2U ―― 一人しかいない。 私はまた囚われている。あの時みたいに街の中に立ち往生。家には帰ることはおろか連絡も取れない。 山手線、というのも同じだった。何かの因果だろうか。それともこの地域には何か意味があるのか。 あの時は逃げようとした。何が何でも逃げようとした。 悪魔とか神とか、変な宗教の話はどうでもいい。 みな何でそんなことばかり目が行くのか分からない。 食べ物は投げ込まれるものを猿みたいに必死に得ようと争うしかない。公園の隅っこにびくびくしながら寝るしかない。文明の利器はすぐに使えなくなった。あんなに暑かったのにシャワーさえ使えないなんて! ただ逃げたかった。貴方と一緒に、こんな場所から逃げたかった。 でも――彼は逃げなかった。 逃げてはくれなかった。どれだけ私が頼んでも、心が折れたと訴えても、貴方は私の手を取らなかった。 ――貴方は私じゃなく、あの男の手を取ったんだ。 全ての元凶のあの男の。 何時もこっちを見下すような目をして、こんな事態に巻き込まれたのもあの人のせいなのに謝りもしない。 何か知っている素振りだけはするのに助けてはくれない。 その癖あの人は貴方を弟と呼ぶ。 貴方の従兄弟なのに――従兄弟に過ぎないのに。 ――そんなあの男の手を、貴方は取ったんだ。 よりにもよってあの男の手を。 私がどれだけ縋っても、どれだけ頼んでも、どんな言葉をぶつけても、無視したのに。 確かに私は駄目だったかもしれない。逃げたい逃げたいとしか言わない女なんて、本当はうざかったかのかもしれない。 でも――それでも頑張ったんだよ、私。 訳の分からない理由で、訳の分からない封鎖に巻き込まれて、見るだけで恐ろしい悪魔に襲われて、命を狙われたんだよ。 山手線内に悪魔がはびこるようになって、段々中にいる人たちもおかしくなって、人間たちも戦うようになって。 それでも着いていったんだよ、私。 怖くて仕方がなかったけど、それでも一緒に戦った。置いていかれたくなかったから。 だから――それくらい許してよ! 逃げたいって、弱いことを言うくらい、許してよ…… 私には何もないんだよ。 正義も、力も、信条も、使命感もない。 神様のことなんて考えたこともない! ただの――ただ幼馴染のことが好きだった普通の女子高生だったんだよ。 貴方の隣にいたい。それだけの理由で、あの日も東京に来たんだよ。 それじゃ駄目? 馬鹿なことなの? 普通の人間でいいじゃない。 何で関わらなきゃならないの? 神様とか、天使とか、悪魔とか、そんなことに私を巻き込まないで! 一緒に学校を行きたかった。 同じクラスで授業受けて、休みの日は服買いにいく。 模試とかあればげんなりしするけど、同時に勉強会とかで家に行けないかなとか悩んでさ。 運動会とか文化祭とかも一緒に頑張りたい。きっと絶対楽しいから。 それで夏休みには――どっか旅行とか行くの。茶化されるかもしれないけど、一緒に。 でも二人っきりだと流石に恥ずかしいから、アツロウとかも連れていこう。 ――そんなことを願っちゃ、駄目なの? 人が人として生きていくことを願うことが、普通なんじゃないの。 そう思っていたのに――貴方はあの男の手を取った。 ――よりにもよって、あの男の。 何となく、予感はしていた。 貴方やアツロウには私には見えない別の展望が見えてるって。 翔門会は明らかに何かたくらんでいるし、カイドーやホンダさんも思惑があって動いてるみたいだった。 だから、貴方も色々考えていたんだろうとは思う。それが理解できる道なら、私も頑張ってついていくつもりだった。 ――でも、あの男のだけは。 あの男が示したのは――魔王となる道だった。 全ての悪魔統べる王となって、神へと反逆する。 そんな選択肢を、あの男は突き付けてきたのだ。 力を持って、力を制す。野蛮で恐ろしい、理解のできない提案だった。 ――魔王なんて。 そんなものに、そんな訳の分からないものに、貴方はなって欲しくなかった。 ただの人間でいて欲しかった。 ――だって不安だったから。そんな力を手に入れたら貴方が変ってしまいそうで…… 人には許されない、悪魔統べる魔王の力。 そんなものを身体に詰め込んだら、きっとおかしくなる。 見た目はたとえ変わらなくとも、人ではいられなくなる。 そんな気がした。そんな気がしてならなかった。 そして――その不安は的中したのだ。 貴方は魔王になった。魔王になって――人を殺した。 神を討つ為に、守る筈の人を殺すという、そんなことをしでかした。 人を殺し、天使を殺し、殺戮の果てに神を討とうとした。 その途中でアマネさんも―― ――だから、私は戦った。 初めてだった。封鎖された東京の中で、初めて私は自分の意志で戦った。 ――他でもない、貴方を止めるために。 皮肉な話かもしれない。貴方の隣にいた頃は、あんなに戦うのをいやがっていたのに、いざ貴方を敵に回すと、躊躇いがないなんて。 それでも――人の心を完全に忘れ去る前に、貴方を止めたかった。 神とか天使の言葉なんてどうでもよかった。奴らが信用できないことくらい私にだって分かっている。 だから私が戦ったのは貴方のため。 あんな男にそそのかされて、魔王になった貴方を、人間に戻す為に。 ――でも駄目だった。 私は敗けた。 上野、不忍池での決戦。魔王と神の代行者の前哨戦。 そこで私は天使たちに組して――そして敗けた。 私の、初めての戦いは、呆気なく終わった。 ――いっそ殺してくれたのなら。 楽になったと思う。完全に貴方は変ってしまったのだと、諦めることができるから。 ――でも貴方は。 殺してくれなかった。 そして悲しそうな顔をした。 何でそんな顔をするんだ。おかしいじゃない。貴方はもう人じゃないのに。 悲しむなんて――ずるいよ。 本当に、ずるい。私は貴方を――殺す気だったのに。 決別して以来、貴方とは会ってない。 アツロウとも、カイドーとも、無論あの男とも。 魔王となった貴方はきっとどこかで戦ってるんだろう。 ミドリちゃんはまだどうにかするつもりらしいけど、私はもうどうにもできなかった。 ――あの時殺してくれなかったから。 私は貴方を憎むことができないでいる。 魔王を、無辜の人を殺戮し、天使を虐殺し、神を討たんとする悪逆の魔王を憎めないでいる。 ――それが何よりもつらい。 そんな矢先に、また東京に囚われた。 似たような状況だ。あの時と同じ、何の前振りもなくこの中に閉じ込められた。 ――でも、私は一人だ。 あの時は貴方がいた。アツロウがいた。 一緒にどうにかしようって、思うことができた。 でも今は違う。もう貴方たちは私を置いていってしまった。 ―― 一人しか、いない。 東京の街で、私は今一人だ。 私はどうすればいいの。 分からない。 ―― 一人で、戦うしかない。 縋りつきたい人にはもう言ってしまったから。 さよなら、と。 ◇ 孤独と後悔と 憎悪と嫉妬と 殺意と未練と そして愛情を 全て混ぜ込んだかのような想いがある。 結果、その想いありとあらゆる色をぶち込んだかのようなどす黒い色をしている。 マスターからパスを介して伝わってくる想いを、彼女は無言で受け止めていた。 ――なんて醜く、浅ましい心の色だろう。 愛したいのなら愛せばいい。 憎いのなら憎めばいい。 そんな簡単なことすらできない。やろうともしない。 殺したいと思いつつもその実離れないで欲しい。 その有り様を声高に糾弾する癖して、本心では主張などどうでもいいと思っている。 ――ただ見て欲しいだけだ。 想い人に、自分を見て欲しい。たったそれだけの、なのにぐちゃぐちゃで訳分からない心の中。 幼稚で我儘なだけの、意味の分からぬ色。 その色を彼女、明智光秀は知っていた。 ――ああ、これは。 あの色だ。 他でもない自分の――彼女を殺した時の色だ。 かつて小悪魔王・織田信長を討った、明智光秀の想い。 それとこのマスターは同じ色の想いをしている。 ――殺そうとした癖に。 魔王を殺そうなどと、とんでもないことをしでかした癖に、自分は信長を振り切れなかった。 戦国武将として現界したときも、ずっとその想いが引っかかっていた。 ―― 一緒にいて欲しいって、それだけのことなのに。 どうしてこうもねじくれて、どこで間違えてしまったのだろう。 秀吉への、あの天真爛漫な娘への嫉妬なんて、結局はきっかけに過ぎない。 利休は――彼女ならあるいは分かってくれたかもしれない。 ――マスターは私のことを見ていない。 きっとどうでもいいのだろう。聖杯など、ムーンセルなど。 想いの中心にあるのは何時も一人だけ。そんな想い人がこの場にいないのだから、何もないのと同じこと。 それを分かっているから、光秀は黙っていた。 悩むことしか――今のマスターにはできない。 出会ってまだロクに会話も交わしていない身だが、しかし光秀には分かった。 自分と同じだから。 きっと気付くはずだ。ぐるぐると回る悔恨と寂寞の果てに、マスターは求めざるを得ない。 ――去って行ったあの人の下に、走るしかないと。 どんな形であれ、そうする他に道はないと。 かつて光秀がそうだったように。 ――また、一緒に。信長様…… 愛に善く似た黒い想いの果てを、彼女は知っている。 【クラス】 アサシン 【真名】 復讐ノ牙・明智光秀 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運E 宝具C 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断 D 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 心眼(偽) A 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 影・水龍の爪 A アサシンの戦国武将としての在り方。『水』の加護を得ることができる 『水』の近くで戦闘している時や『水』の攻撃をする際、有利な判定を得ることができる。 秘宝略奪 B 英霊の神秘の象徴『秘宝』を奪い取る力。 倒したサーヴァントの神秘を自身の肉体に付属・融合させる。 『自己改造』スキルがランクと共に正当な英霊に離れていくに対して、こちらは寧ろより英霊としての神秘が上がっていく。 【宝具】 『天下布武・反逆』 ランク:B 種別:対信長宝具 レンジ:1 生前、織田信長に執着し、その果てに「信長と二度と離れない」と宣言した逸話による宝具。 一度は殺害未遂にまで至った憎悪と紙一重の想いはもはや呪いのようなものだった。 『織田信長』という存在に相対・共闘する時にのみ発動。全パラメーターが上昇する。 【weapon】 『銃』 アサシンのメインウェポン。 拳銃の形で連射可能。 日本刀 戦国武将が標準装備している刀。 【人物背景】 出典はアニメ版『戦国コレクション』 戦国世界で信長を殺しているという。銃を武器に使う。 信長の家臣「小悪魔クインテット」のひとりであったが自身に秘宝を宿しておらずそれが嫉妬心となり負の力で秘宝を育てていく。 遠征軍の総大将の座を下ろされたのが決定打となり、秘宝が覚醒し戦国武将が現在に飛ばされる原因となった。 森蘭丸と共に現実世界に飛ばされた際、一時記憶喪失になっていたが火事をみた際に記憶を取り戻す。 (名探偵・明智先生として登場。助手の木林少年と共に天下村全裸殺人事件の解決に挑んだりしたが、それは夢である) 記憶が戻った後、自身が殺したと思っていた信長と再会、秘宝の献上を求められるが、それを拒否し行方をくらます。 今川との決戦では信長に加勢するが、信長だけを戦国世界に行かせないと、残りの宝珠は自分が手に入れると宣言し逃亡する。 【マスター】 谷川 柚子(ユズ) 【マスターとしての願い】 “彼”を…… 【能力・技能】 comp 二画面の特徴的な外見のゲーム機であるが、改造が施されており悪魔召喚プログラムが入っている。 が、既に魔王が誕生した今召喚は使えなくなっている。 ハーモナイズやスキルセットは一応使えるが、サーヴァントを相手取るには心もとない。 【人物背景】 出典は『女神異聞録デビルサバイバー』及び『デビルサバイバー オーバークロック』 主人公の幼馴染。17歳(高校2年生)。とてつもなく胸が大きい。ウインドウに収まらないくらい。 ハンドルネームは「YUZ」。ロックアーティスト“ハル”のファン。 突如として山手線内が自衛隊によって封鎖される『東京封鎖』に主人公と共に巻き込まれる。 最初期からいるパーティメンバー。 彼女自身はこれといった主張を持たず、終盤まで「逃げたい」というスタンスのまま封鎖を過ごす。 分岐ルートの旗頭キャラの一人であるが、彼女のルートに分岐条件はない。つまりどれだけ人を死亡させても突入できる唯一のルートになる。 「逃げたい」という彼女の言葉を聞き脱出するも、最終的に悪魔が世界にあふれるという悲惨なエンディングとなる。 ヒロイン的立ち位置だが、彼女のルートは実質バッドエンドである(OCでは一応救済がある) 参戦ルートはナオヤ・殺戮ルート。 このルートでは主人公は魔王となり、邪魔する者は全て殺して神に挑むことになる。 魔王となった主人公とユズは決別し、更に殺戮を選んだ彼を止めるべく最終的には敵対することになる。 神の代行者・メタトロンと共に主人公の前に立ちふさがるも、魔王の力に彼女は敗北する。 最後に「さよなら」と言い残して、主人公の下を去った。 【方針】 分からない。 -007 狡噛慎也&アサシン 投下順 -005 ジョーカー&バーサーカー -007 狡噛慎也&アサシン 時系列順 -005 ジョーカー&バーサーカー 登場キャラ NEXT 谷川柚子(ユズ)&アサシン(復讐ノ牙・明智光秀) 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命
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夕暮れの町並みを、女子高生の集団が楽しそうに雑談しながら歩いて行く。 彼女達の何人かは、楽器ケースを背負っていた。おそらく、同じ部活動の仲間なのだろう。 やがてその中の一人が、集団から離れる。 残りの面々に軽く頭を下げると、彼女は横断歩道を渡っていった。 中野梓は、上機嫌だった。 (まだまだ緩い雰囲気とはいえ、最近は先輩たちもしっかり練習やってくれることが多くなってきたし……。 ずっとこの調子でいけたらいいなあ。うん、明日もがんばろう! ……あれ?) 彼女の脳内には、明るい感情だけが満ちていた。だがそこへ、ふいに影が差し込む。 (先輩たちって、もう卒業したはずじゃ……。この春から私は、3年生で……。 なんで私、まだ2年生なの? まさか時間が巻戻って……。 いやいや、そんな漫画みたいなこと、あるわけが……。 あれ、ちょっと待って。学校からの帰り道って、こんな景色だったっけ? おかしい、いろいろおかしいよ……うっ……うあああ……!) ふいに、強い頭痛が梓を襲う。たまらず、彼女はその場に倒れ込んだ。 今まであった記憶とわき上がってきた記憶が混濁し、荒れ狂う奔流となって梓をさいなむ。 苦しむ梓は、自分の右手に奇妙な文様が浮かび上がっていることにも気づかなかった。 (誰か……助け……) 涙を浮かべながら、救いの手を求めて梓は地面を這う。 その視界に、突如人影らしきものが飛び込んできた。 助けが来たと判断し、かすかに喜びの表情を浮かべて梓は顔を上げる。 だが、その表情はすぐに凍りついた。 そこにいたのは、人間ではなかった。 全身は黒く、背中にはこうもりのような翼。頭からは鋭く尖った角が生えている。 いかにも「悪魔」といった風貌の怪物が、そこに立っていた。 「敵対マスターを発見。殺害する」 機械的に呟くと、怪物は長い爪の生えた右手を梓に伸ばす。 この怪物が何者かはわからないが、自分を殺そうとしている。梓はそう理解した。 逃げなければならない。だが迫る死を前にして体はすくみ、身動き一つ取れない。 呼吸ですら止まってしまっているように感じる。 (いやだ! いやだよ! 死にたくない! 誰でもいいから、助けて!!) ただただ生き残ることだけを望み、梓は心中で叫ぶ。 その思いは天に、あるいは地獄の底に届いた。 次の瞬間、怪物の頭部は打撃音と共にはじけ飛んだ。 残された首から下の肉体は血を吹き上げながらアスファルトに倒れ込み、やがて光となって消える。 その後ろから姿を現したのは、バールのようなものを手にした銀髪の美少女だった。 「いつもニコニコ、マスターの隣に這いよる混沌! ニャルラトホテプです!」 元気よく名乗りを上げる少女。だが、それを聞いているものはこの場にいない。 梓は眼前で繰り広げられたスプラッタシーンに耐えきれず、気絶してしまったのだから。 「ありゃ……。ちょっとやりすぎましたかね?」 ◆ ◆ ◆ 次に梓が目を覚ましたのは、自室のベッドの中だった。 「あれ、ここは……?」 「あ、目が覚めましたか、マスター? 誰もいらっしゃらなかったので、失礼とは思いましたがマスターの持っていた鍵を拝借して家に入らせていただきました。 ご両親は共働きのようですね」 ベッドの横にいたのは、銀髪の少女。目を覚ましたばかりの梓に、彼女は明るいトーンで話しかける。 「あなたは……? それにマスターっていったい……」 「はい、それでは説明いたしましょう!」 待ってましたとばかりに、少女は説明を始める。 ここは梓が本来いるべき世界ではなく、聖杯戦争という殺し合いの舞台であること。 梓はその参加者として連れて来られたこと。 そして自分が、梓のパートナーとして召喚されたアサシンのサーヴァントであること。 「じゃああの悪魔みたいなのも、サーヴァントだったんですか?」 「いやあ、それにしては英霊が持っているであろう風格とかそういうものがありませんでした。 おそらくは、キャスターあたりが放った使い魔でしょう。 まったく、男なら拳一つで勝負せんかい、って話ですよ」 「はあ……」 梓は困惑する。うっすらとしか覚えていないが、アサシンは先ほど凶器を使っていなかったか。 自分は女だからいいという理屈か。それならそのキャスターとやらも女の可能性があるのではないか。 そこまで考えて、梓は「たぶん適当に言ってるだけなんだろうなあ」と思い直す。 「それで、マスター」 「あ、はい。なんでしょう」 「マスターには、聖杯に叶えてもらいたい願いはありますか?」 そう言われて、梓は考える。 願いがないといえば、嘘になる。 もっともっと、先輩たちとバンドを組んでいたかった。 だがそれは、単なる個人的なわがままだ。 そんな願いのために他者に迷惑をかけるわけにはいかないし、殺すなどもってのほかだ。 「いえ、特には……。元の世界にさえ帰れれば、それ以上は望みません」 「そうですか、それを聞いて安心しました」 「安心……?」 アサシンの言葉に、梓は首をかしげる。 先ほどの説明を聞く限り、マスターのモチベーションは高い方がサーヴァントにもありがたいはず。 それがなぜ、願いがないと聞いて安心するのか。 「実は今回の聖杯戦争、どうにもきな臭いんですよねえ。 普通の聖杯戦争ってのは毎回一人か二人は巻き込まれ枠がいますが、基本的には本人の意思で参加するものなんです。 マスターのように、強制的に連れて来られて参加させられるなんてあり得ないはずなんですよ。 ですから私は、この怪しい聖杯戦争をぶち壊してやろうと思って召喚に応じたんです」 「はあ……」 全てを一度に理解できたわけではないが、梓にはある程度アサシンの言いたいことが理解できた。 彼女は聖杯戦争の参加者ではあるが、真っ当に勝ち抜くつもりはないのだ。 だからマスターである自分が聖杯を望まないと聞いて、安心したということなのだろう。 「まあそういうわけですので、短い付き合いになるでしょうがよろしくお願いしますね、マスター」 「は、はい」 「心配せずとも、マスターの身の安全は私が全力で守りますので! 望まず戦いに巻き込まれた少女の護衛なんて、ラノベみたいで燃えますねえ! ああ、私はどこぞの脳みそ固形燃料女と違って同性愛者の気はありませんので、ご心配なく。 まあマスターは物語の主人公を張れるぐらいの美少女だとは思いますけどね。 あなたを失うとなればその世界にとって莫大な損失ですから、きっちり無傷でお返ししないと! 『MOE』は宇宙の合い言葉ですよ!」 「…………」 アサシンのマシンガントークを前にして、梓は沈黙する他なかった。 (この人……先輩たちとは別の意味で付き合うのが大変かも……) 【クラス】アサシン 【真名】ニャル子 【出典】這いよれ!ニャル子さん 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:B 宝具:A 【クラススキル】 ご都合主義な結界:A 「気配遮断」の代用スキル。 このスキルが発動している間、マスター以外の存在はアサシンを無力なNPCとしてしか認識できない。 戦闘が開始されると、このスキルは強制的に解除される。 【保有スキル】 邪神型宇宙人:A 「クトゥルー神話」という形で地球にその存在が伝えられた宇宙人の一族。 本質は神でなくとも、神という認識で見られるようになった存在。 対峙した相手にクトゥルー神話の知識があった時のみ、このスキルは同ランクの「神性」に変化する。 這いよる混沌:A 数多の姿を持つ存在。 上記の値を上限とし、自らのステータスを自在に変化させることができる。 アサシンは普段、一般人であるマスターに合わせステータスを下げることで魔力消費を抑えている。 クロックアップ:A 超高速移動能力。そのスピードは、英霊と言えども付いていくのは難しい。 生前はノーリスクでホイホイ使えたが、サーヴァントである現状では魔力消費が激しいため多用は厳しい。 サブカル知識:D+ 微妙に第4の壁を認識していることも手伝い、莫大なオタク知識がスキルとして昇華されたもの。 縁もゆかりもない英霊であっても創作物の登場人物として知っている可能性があり、低確率で真名を見破れる。 相手が「ヒーロー」であれば、その確率は上昇する。 加虐体質:B 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。 攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『シャンタッくん』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― ニャル子の眷属である、馬の頭・こうもりの羽・鳥の足を持つ怪生物。 普段は愛玩動物レベルの大きさだが、真の姿に戻れば全長数メートルの巨体となる。 戦闘力はあまり高くないが、乗り物としては優秀。 ニャル子は「騎乗」のスキルを持たないが、シャンタッくんに関しては自在に乗りこなすことができる。 『燃える三眼(フルフォースフォーム)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人(自身) ニャルラトホテプ星人の最強形態。 おのれが「最強」と感じる姿に変身することによりテンションを上げ、最大限におのれの力を引き出す。 ニャル子の場合は、特撮ヒーローのような黒い鎧を纏った姿となる。 変身中は筋力、耐久、敏捷がそれぞれ1ランク上昇する。 【weapon】 ○名状しがたいバールのようなもの 邪神界隈ではメジャーな鈍器。 ニャル子のものはノーマルタイプで、特殊能力は無い。 ○冒涜的な手榴弾 ほぼ普通の手榴弾。 【人物背景】 クトゥルー神話における、ニャルラトホテプのモデルとなった宇宙人と同種族の一個体。 惑星保護機構のエージェントであり、地球人の少年・八坂真尋を守るため地球を訪れる。 その後も理由をつけて地球に居座り、様々な事件を解決した。 可憐な見た目とは裏腹に、性格は卑劣で好戦的。 また、地球の娯楽文化をこよなく愛するオタクでもある。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争を破綻させる。手段は問わない。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンでありながら高いステータスと豊富なスキルを持ち、三騎士とも正面から渡り合える。 ただしそれは、あくまで全力を出した場合のこと。 一般人であるマスターの負担を考えれば、できればアサシンの基本である奇襲で余計な力を使わずに勝ちたい。 幸い不意打ち上等な性格なので、奇襲戦法も喜々としてこなしてくれるだろう。 【マスター】中野梓 【出典】けいおん! 【マスターとしての願い】 元の世界に帰る。 【weapon】 なし 【能力・技能】 アマチュアとしては充分にハイレベルなギター演奏。 【人物背景】 桜ヶ丘高校軽音楽部部員。担当楽器はギター。 入学直後の新歓で聞いた先輩たちの演奏に胸を打たれ、入部を決意する。 真面目な性格であるため当初は部の緩すぎる雰囲気に困惑していたが、徐々に適応していく。 今回は先輩たちの卒業後から参加させられている。 【方針】 生存優先。 候補作投下順 Back 海東大樹&バーサーカー Next 一ノ瀬晴&デストロイヤー
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ある警察官の日記 午後4時過ぎに現場に到着すると、最初の死体を運び出すところだった。 勤続20年のベテラン上司ふたりが青ざめた顔をしていた。 救急隊員が吐き気を我慢できずに担架を落としそうになっていた。 この街はどうなってしまったのか? 3時間前、一人のホームレスが雨宿りできる場所を求めて、現場の廃工場に入り込んだ。 かわいそうに 10分後、絶叫しながら路地を走る彼を巡査が発見した 仕方ないだろう。 私自身、そう多くの死体を見たわけではないが…… 奇妙に変色した肌、笑っているように歪んでいる顔……どれもこれもが狂ってる。 こんな光景は初めてだ 驚くべきことではないかもしれない。最近どうもこの街は何かがおかしい。 住民の変死、多数の行方不明者、謎の建物崩壊、異常犯罪…… いずれにしろ、街が狂い始めているのは事実だ。他の皆も騒ぎ立てないだけで、薄々感づいている。 奇妙な事件が何処からともなく現れる。 私たちの日常は終わった…… 恐らく、信じたくはないが、これは何かの始まりにすぎないのかもしれない この街はどうなってしまったのか…… ◆◆◆ 街は不安に包まれていた。 変死、行方不明、大量殺人…… 日々頻繁に起きる不可解な事件の数々。誰もが口にはしないが、この街での異変、何かが始まっていること、起こっていることを感覚で感じていた。 しかし、それは決して表面には出ないだろうし、出たとしてももう何も変わらない。街の闇がそれを隠してしまう。 市民は皆、異常を感じながらも日常を演出する。まるで、映画や劇の役者のように。 しかしその夜、その日常に明確な異変が起こった。 『……こんばんは、冬木市民の皆さん』 その男は、突然テレビを通して人々の前に現れた。"あなた"は何事かと驚く。 『俺様は超忙しいんだが、みんなに挨拶して、超わかりやすい脅迫をしておこうと思ってな』 カメラに銃を向けながら、陽気な口調で会釈する。 紫のスーツに、白粉を塗りたくったような真っ白な顔。 髪の毛は緑色に染められ、顔は長く、口元は裂けたように広がっている まるで悪夢に現れる道化師だ。"あなた"はそう思った。 『こんちわ。あばよ。 お 前 ら は 全 員 死 ぬ 』 『HAHAHAHAHAHAHAHAHA』 酷く不愉快な笑いが、画面を通して街の各所に響いた。滑稽だと、無様だと、何処か侮蔑を含んでいた。 『お前らを殺すことを考えたら……泣けてきた。悪い悪い』 一頻り笑ったあと、男はスーツの裾で涙を拭った。その合間も、クスクス笑っている。 『けど、大安売りの皆殺しセールを始める前に……有名人たち向けの特別イベントをしようじゃないの』 男は冷たく"あなた"を見据える 画面越しでもわかる。恐ろしいほどの狂気が伝わってきた。 『サーヴァントとそのマスター。あんたらだよ、あんたら。みんな死相が出てるぜ』 何も知らない"あなた"は、聞き覚えのないその言葉に首を傾げる。そして怯える 知っている"あなた"は、男の言葉を理解して警戒を強める。そして、警戒する 慎重な"あなた"は、静かに安全圏から傍観する 『俺に予知能力がありゃ、お前らは全員息を引き取るって予言するところだ いやまあ、とにかく言っとくわ。お前らのせいでみんなメシウマだわ』 男は微かに肩を震わせ、銃を"あなた"に向ける。画面がぶれる。どうやら生放送だったらしい。強制的な 何も知らない"あなた"達は、男が何をするつもりかわかり、怯える。そして空しく止めるように願う。 一部の知っている"あなた"は、怯えか義憤を募らせる そして歪な"あなた"は、愉快げに男の行動を鑑賞する。 一番気の毒なのは、カメラを撮っている"あなた"だろう。 『さて、』 『バン!』 男は撃った。 大多数の"あなた"は凍りつき、または怯え、怒り、そして安心して感嘆する 『何だこりゃ?昔の銃はこれだから……』 黄色い旗が飛び出た銃を、顔をしかめて見る男。 これはショーなのか、それとも何かのドッキリか? 緊張のほぐれた"あなた"は、してやられたと苦笑い。そして画面の男はにっこりと笑う 『まあ、いいさ。もう一丁ある』 今度は本物だった ◆◆◆ 時間は過ぎてとある廃墟で…… 「どうだったマスター。今夜のショーは?」 不運なレポーター達を殺してきたアサシンは、今晩のショーのウケを訪ねる。 「狂ってるよ。あんたは……イカれてる」 「HAHAHA……これは手厳しいこったな。えぇ?ボーイスカウト」 先程、街で既に活動を始める"聖杯"戦争の参加者全体に発せられたメッセージ、もとい挑発は、マスター――岡島緑郎、もといロックの意向から完全に離れた行動だった。 ロックは意図してこの狂った戦争に自ら飛び込んだ訳ではなく、あえて言うなら"巻き込まれた"組だ。叶えたい願いなど、まったく思い当たらない。 しかし彼は"ロアナプラ"の住民になる前、平凡なサラリーマン時代と同じように再現された日常に違和感をもち、埋もれることなくマスターとして覚醒した。 「だが、狂ってるってのは頂けないな。俺は一歩先をいってるだけだぜ」 そして、この道化師が召喚された 目下ロックは、このとんでもなく狂ったアサシンを、制御できているとは言い難い アサシンの狙いはテレビ局の移動通信車だった。これを少し改良すれば、いつでも好きなときに生放送することが可能になる。アサシンが生前に一度使用した手口だ。……メッセージは、ただ単に"joke"にすぎない。 「俺は気づいてんだぜ。お前さんの心に潜む怪物をな。それに引かれて、俺はここに来たんだ。俺とあんたは同類さ」 違う!俺はあんたとは違う!ロックは無意識にアサシンの言葉を否定していた。 肯定するほど、彼はまだ染まっていないし、染められていない。 「"アッチ"側にいるつもりで物を言うな!アンタは違うだろ!たとえそうありたいと思っていたとしてもな」 アサシンは続けて語る。ステップ ターンを踏みながら、一流のコメディアンのように。 「そうとも! 教会の中じゃゲスな事を想像しろ! ホワイトハウスにゃ正直さを教えてやれ! 会ったこともない奴に、使われてもいない言葉で手紙を出せ! 子供の額にゃ、卑猥な文句を書きなぐれ! クレジットカードは捨てて、ハイヒールを履け! 精神病院のドアは開いてるぜ! お上品な郊外を、殺人と強姦で埋め尽くせ! 聖なる狂気よ! 快楽よ満ちよ!あらゆる街路に! 笑え、そうすりゃ 世界も一緒に笑うぜ!」 HA HA HA HA HA HA HA ロックはアサシンに気圧された。その狂気に、その言葉に、そしてある種の羨望で。 アサシンの言葉に嘘はなかった。ロックには、本人もまだ知らない、いわば"悪党の才"がある。 アサシンは、面白いと思った。 まるでバットマンと同じじゃないか。闇にいながら光に居たがる半端者。 丁度いい機会だ。俺が教えてやる。怪物の飼い方を 染めて遊んで晒けださせてやる。 「口が裂けるほど笑わせてやるよ。チェリーボーイのボーイスカウト」 アサシン――ジョーカーは、狂気の笑みでそう語った。 【マスター】 岡島緑郎@BLACK LAGOON 【参加方法】 不明 【マスターとしての願い】 願いはない(と思っているが……) 【能力・技能】 海外との取引が多かったため英語に堪能。日本のヤクザと取引するために来日したバラライカの通訳を勤めるほどに流暢な英語を使いこなす。多少ながらフランス語も体得している。 商工マン時代に得た豊富な知識量からラグーン商会の参謀として、国際情勢に鑑みた作戦立案をすることも。しかし裏の道に関する知識や経験は心許なく、肝心な部分で危機を招いたりしている。 交渉事にも長けており、無断で麻薬の取引をしている組織を牽制する等、ここ一番で度胸を見せることから、バラライカには「良い悪党になれる」と太鼓判を押されている。 【人物背景】 鴨がネギ背負って、ついでに鍋とガスコンロも背負ってきたような兄ちゃん しかし誰よりも腹黒く悪党らしい一面をのぞかせることがある。しかし無自覚 【方針】 聖杯戦争は傍観する アサシン(ジョーカー)はもう放任 【クラス】 アサシン 【真名】 ジョーカー@バットマン 【パラメーター】 筋力C(E) 耐久C(E) 敏捷B(E) 魔力E 幸運B(E) 宝具B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B 【保有スキル】 精神汚染:A+ ジョーカーの精神は狂いきっている 専科百般:B+ 多重人格の進化した超正気。固有の人格が定まっておらず、その本質は混沌に満ちている カリスマ:A 反英霊、またはその素質のある存在に対して絶大なカリスマをもつ 破壊工作:B 戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 【宝具】 『そのしかめっ面はなんだ?(ノースマイル・スーサイド)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:5 最大補足:1人 ジョーカーの狂気を相手の精神に流し、発狂させる 精神汚染A以上のスキルを持っていなければ防ぐことはできない 『狂気に染められし異常者達(アーカム・ヴィランズ・イン・フリークス)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:10 ゴッサム・シティのヴィランをサーヴァントとして召喚する宝具 ヴィランは一人一人が単独行動:Cランクのスキルをもっており、ある程度なら独立して行動可能 しかし召喚されたヴィランは一部を除きジョーカーに必ずしも従わず、好き勝手に行動することがほとんど。 各自がそれぞれ外部から魔力を補給(魂喰い)すれば長時間現界し続けるが、それをしなければ数時間で消滅する 一度召喚して消滅したヴィランは再度召喚することはできない、また、召喚できるヴィランは最大で10体まで ヴィランはサーヴァントだが固有の宝具は所持していない。しかし、特殊能力や自前の装備はそのまま再現される 『巨躯なる道化師の最終演目 (ジョーカー・タイタン・ラストステージ)』 ランク:B 種別;対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 肉体を強化する宝具 ベインの血液から開発されたタイタンを接種し、狂気の巨人に変貌する 筋力、耐久、敏捷のステータスを底上げする。 使用したあとはジョーカーのステータスが下がり、弱体化する 【発動後ステータス】 筋力:A 耐久:A 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 【weapon】 笑気ガス 特に好んで使用する。 吸い込むとニッコリ笑顔であの世に行ける。 酸入りの花 胸に飾られた造花。 花弁からは強酸が発射される。 感電装置 主に手袋に付けて使用。 ニッコリ握手で相手は黒焦げあの世逝き。 ピストル 弾丸ではなく旗が飛び出すジョークグッズ。 とはいえ心臓を貫通するするくらいの威力があるので立派に武器になる。 【人物背景】 あのな、ある男が大慌てで病院にかけこんだ。 女房が赤ん坊を産んだんで早く顔をみたかったんだ。 医者は笑顔で返した。 “とてもお元気ですよ。奥さんは元気な男の子を産んで二人は健康そのものです。おめでとう。” 男は花束を抱えて新生児室へとかけこんだ。なのに誰もいない。女房のベッドも空っぽだ。 “先生?” 男が振り向くと医者や看護婦たちがいっせいに腕を広げて叫んだ。 “エイプリルフール!ホントは嫁さん死んじゃった!子供の方も虫の息だよ〜ん!” ……ピエロのような見かけをした残忍な犯罪者。 性格は非常に気まぐれで常にふざけて笑えない冗談を言っているが、短気でプライドが高く狡猾で残忍で卑劣で策略に長けている。 別名「犯罪界の道化貴公子」「アーカム精神病院の王」「憎悪の道化師」とまぁ物騒なあだ名をつけられている。 【サーヴァントとしての願い】 混沌をもたらす 【基本戦術・方針】 破壊と混沌をもたらし、マスターとサーヴァント達で遊ぶ アサシン自身の戦闘能力は低いため、一ヶ所に立て籠る? 入手した移動通信車で適当に参加者にメッセージをおくる マスター(ロック)を悪党に覚醒させる
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名前/ラッピーアサシン 性別/女 種族/鳥人族 趣味/秘密 特技/隠密(敢えて忍ばないんだ!) 得物/ヒャッカリョウラン・ズィレンハイト(チラッチラッ (エンプレスの方を見ながら) 必殺技/やけくそダンス(女性ダンス5) 職業/暗殺業 兼 アイドル 名乗り/鳥人王国暗殺部隊首領 ラッピーアサシン ここに推参!! コメント/王様ゲームの鬼畜命令ならお任せください
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Mercernary(マーセナリー) 跡地です。2008/8/31を最後に、傭兵活動は終了しました。 金銭的報酬を条件に、契約に基づいて軍務に服する兵 ジュネーブ条約第一追加議定書 第四十七条 傭兵 1 傭兵は、戦闘員である権利又は捕虜となる権利を有しない。 2 傭兵とは、次のすべての条件を満たす者をいう。 (a)武力紛争において戦うために現地又は国外で特別に採用されていること。 (b)実際に敵対行為に直接参加していること。 (c)主として私的な利益を得たいとの願望により敵対行為に参加し、並びに紛争当事者により又は紛争当事者の名において、当該紛争当事者の軍隊において類似の階級に属し及び類似の任務を有する戦闘員に対して約束され又は支払われる額を相当上回る物質的な報酬を実際に約束されていること。 (d)紛争当事者の国民でなく、また、紛争当事者が支配している地域の居住者でないこと。 (e)紛争当事者の軍隊の構成員でないこと。 (f)紛争当事者でない国が自国の軍隊の構成員として公の任務で派遣した者でないこと。 ROにおける傭兵 金銭的報酬もしくは経費負担を条件に、依頼主ギルドへの一人の兵として扱い、依頼主のギルドメンバー同様にGvGでの戦場でコマとして動きます。 傭兵ギルドVertexでは、ギルド単位での傭兵先の募集を行い、ギルド単位で集団傭兵を主に行い活動していきます。 基本的には依頼主ギルドもしくは同盟の構成員の一部として扱うので、VertexMemberはギルドもしくは同盟へのユニット格納型(Member詰め込み)とします。
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そして弄ぶ、狭いステージの上、操られながら上手く踊るの/踊らされてるのも随分前から分かっていて、それでも、それでも ▼ ▼ ▼ 「わざわざご足労いただき、感謝いたしますわ」 返事代わりに侮蔑を込めて鼻を鳴らし、壮年の魔術師は豪勢な椅子に座った少女を睨めつけるように見た。 そんな視線などまるで意に介していないかのように悠然と紅茶を口に運ぶ姿が、心底癪に障る。 「……ハナブサ・コンツェルンの令嬢ともあろうお方が、来客に椅子も勧めんのかね」 「あら、失礼。わたくし、幼い頃から体が弱いものですから。一人だけ腰掛ける非礼をお詫びしますわ」 魔術師のこめかみに、みしりと血管が浮いた。 挑発しているのか、それとも自分が特権階級たることに微塵も疑問を抱いていないのか、あるいは身の程知らずの無礼者か。 おそらくはその全てなのだろうと、魔術師は即座に結論付ける。 そうでなければ、このような馬鹿げた場所にわざわざ呼び出したりはしないだろう。 魔術師が招かれたのは、〈新宿〉で最も高価な宿泊施設であるハイアット・ホテルの一室である。 正確にはこの部屋だけでなくフロア全体を彼女が丸ごと借り上げて、此度の『聖杯戦争』の本拠地としているのだ。 その桁外れの財力こそが、彼女の背後に存在する「英財閥」の強大さを雄弁に物語っている。 ――『英純恋子(はなぶさ・すみれこ)』。 彼女もまた、男と同じくこの〈新宿〉の聖杯戦争のマスターなのだという。 ふざけた話だ。 恐らくこの〈新宿〉における英財閥は彼女の本来の世界にのバックボーンを再現する形で存在しているのだろうが、しかし彼女は魔術師ではない。 ただの資産家に過ぎない娘が、時計塔で名を挙げた自分と対等のように振る舞い、あまつさえ見下してすらいる。 聖杯に授けられた令呪によって運用できる僅かばかりの魔力では、使役できるサーヴァントもたかが知れていよう。 にも関わらずこの傲岸極まる振る舞い。体に染み付いた人間性とは、舞台を変えても変わらないものと見える。 「……随分と怖い顔をなさるのね。わたくしの提案した共闘のお誘い、お気に召しませんでして?」 「当然だ。どうやって私がマスターだと知ったのかは知らんが、年端もいかぬ小娘に預けてやる背中はないぞ」 「あなたを探り出したのはわたくしのサーヴァントですわ。もっとも、招待状はわたくしのアイデアですけど」 明確な対立の意思を込めた返事にもその慇懃無礼な表情を崩さずに、純恋子は楽しそうな口ぶりで言う。 探索に優れたサーヴァント。アサシンかキャスター、次点で機動力に優れたライダーやランサーか。 いずれも敵ではない、と壮年の魔術師は値踏みする。 なにしろ、自分のサーヴァントは最優と称されるセイバーのクラス。、 今この場で奇襲を受けたとして、切り抜けるだけなら何とでもなるという確信が男にはあった。 「そして、答えはNOということですわね。それは残念――というわけでもありませんわね」 「……どういう意味だ?」 「そのままの意味ですわ。このわたくしと共に勝ち残るには……貴方、随分とチンケでつまらない殿方ですもの」 今度こそ、感情の熱量が沸点を越えた。 男の口角が小刻みに震えながら釣り上がったが、それは笑みの形を作ったものではなかった。 屈辱。 その二文字が今の男の脳内から脊髄を通って四肢の隅々に至るまで駆け巡り、蒸気となって立ち上らんばかりとなっていた。 一流の魔術師を自負するこの自分をここまでコケにしたのだ。 もはや提案の破却だけでは収まらない。 身の程知らずの小娘には、断罪以外に取る道はあるまい! 「――セイバーッッッ!!!」 呼ぶ声を先読みしていたかのように、男の傍に戦闘態勢で実体化したのは絢爛たる鎧の剣士。 この距離ならば、三歩踏み込むだけで、その剣は小娘の首を跳ね飛ばすだろう。 さすがに純恋子も反応を示した。 しかし今更何を言おうが、男の怒りが収まることなどない。 「……本当に小さい男。もはやわたくしが手を下すまでもありませんわね――『アサシン』!」 「何がアサシンか! 我がしもべの剣、アサシンごときがどうこう出来るかァァ!!」 下劣なマスターには下劣な英霊。 暗殺者のクラスとは、身の程知らずの下僕に相応しい無様さだ。 男は手をかざした。 前進の合図。すなわち、攻撃の号令である。 「応ッ!!!」 セイバーが応えた。 そしてその言葉が音となって伝わるよりも早く、純恋子へと一歩を踏み込んだ。 一歩。 一歩を踏み込んだ。 三歩踏み込めば剣が届く距離で、セイバーは一歩だけ踏み込み、そこで止まった。 信じられないものを見るような目で、男は自らのサーヴァントを見た。 サーヴァントもまた男へと視線を送ろうとしたが、思うようにいかなかった。 眼球だけを動かして危険を知らせようとしていたが、首を回すわけにはいかず……回しようもなかった。 そこで男はようやく気づく。 虹だ。 七色の虹が鋭利な刃となって、セイバーの喉元を骨に達するまでに深く裂いていた。 壮年の魔術師は、その年季に相応しくないほどに取り乱した叫び声を上げた。 自身が無敵と信じた英霊の首元から溢れ出す鮮血はまるで現実味がなく、しかし紛れもなく現実そのものだった。 純恋子のアサシンの攻撃だというのか。しかしこの距離で三騎士相手に成功するはずがない。 気配遮断スキルは、攻撃時には大きく効果を減じる。セイバーならば即座に反応して切り捨てるはずだ。 こんなことが、あり得るはずがない――あり得るはずがない! 「貴様ァァァァァあぁァァァ!!」 半狂乱で放った呪詛魔術は、しかし純恋子までは届かず、幾重にも重なった虹の壁に阻まれる。 打つ手を失った男は、死にかけの魚のようにぱくぱくと口を動かした。 「……なん、で」 「なんでってそりゃあオジサン、あんたらが間抜けだったからじゃないの?」 「な、に」 「よっぽど自信あったのか知らないけどさ。でも現実は非情です、はい残念! 分かったらちゃちゃっと死んでよね」 憤死寸前の形相のまま、男は視線を自分の目の前へと動かした。 虹の輪を背負った、純恋子よりも更に若い少女である。 まだ十二、三歳ぐらいでありながら、誰もが目を奪われるほどに可憐な容姿をしている。 しかしその服装はサイバーチックな可愛らしいもので、まるで暗殺者というよりも、日本のアニメや漫画に出てくるような―― ――魔法少女。 それを認識する前に、虹の魔法少女の手刀が男の頚椎を意識ごとへし折った。 ▼ ▼ ▼ 英純恋子は紅茶を一口飲み、僅かに顔を顰めた。 人死になど見慣れた光景であるとはいえ、流石に死体の前で飲む紅茶が美味いわけでもない。 「まったく。人を呼んで処分しなければなりませんわね」 呟いて、下手人である己のサーヴァント――アサシンを見る。 素手で人間を絶命させた割には(暗殺者としては当然なのかも知れないが)さらさら気にしている素振りは見受けられない。 まだ、あのミョウジョウ学園『黒組』のクラスメート達のほうが人間味溢れる反応をしそうだ。 それが暗殺者としていいことなのかどうかは別として。 「――アサシン」 呼ぶと、サーヴァントの少女は振り返った。 同性の純恋子から見ても……いや同性だからこそか、はっと息を呑むほどに可愛らしい。 もっともその本性を見てしまっては、蝶よ花よと愛でるには少しばかり躊躇いがあるが。 アサシンのサーヴァント。真名は、虹の魔法少女『レイン・ポゥ』。 魔法少女にして、暗殺者(アサシン)。 純恋子は魔法少女アニメに夢中になるような歳ではないが、しかし暗殺業の魔法少女の存在に失望を感じなかったといえば嘘になる。 魔法少女といえば夢と希望、愛と勇気の、女の子の憧れとなるような存在だ。 しかしそんな魔法少女たちの世界に、暗殺者が必要とされているということは。 結局、魔法の国もまた、腐敗と癒着と私利私欲に溢れた、ドブのような匂いを放つ世界に過ぎなかったということ。 今も純恋子を取り巻く、醜い悪意の渦と同じように。 アサシンが、横たわる魔術師の死体をつま先で蹴って言う。 「一応、床が血で汚れないように気ぃ遣ったんだからさ。ちょっとは感謝してよね」 「……殺しのプロというのも、あながち嘘ではないようですわね」 「あ、今更そうやって疑っちゃうわけ? 多感な年頃だからそういうのはキズつくんですけど」 (嘘おっしゃいな) 白々しい言葉がよくもすらすらと出てくるものだと感心するが、これがレイン・ポゥという英霊の特性らしい。 彼女の真の武器は虹の魔法ではなく、抜群のコミュニケーション能力と演技力だということだ。 考えようによっては、人を欺いて出し抜くことに特化しているともいえる。 その最たるものが、先ほど見せた三騎士相手の奇襲だ。 条件付きで気配遮断スキルのランクダウンを無効化するスキルは、ある意味でアサシンの本質を表している。 「んで、こんなやり方でマスターの願いってのは叶うわけ?」 「わたくしの願いは、自らが女王として立つに相応しい存在であることの証明。 好敵手足り得ないようなマスターには、正々堂々たる決着を与える必要すらありませんわ」 「うわー、私が言うのもなんだけど性根がひん曲がってるわ。私を喚ぶ時点でろくな人間じゃないけど」 純恋子はぱちぱちと瞬きをした。 「あら、意外。自覚はあるんですのね」 「自覚なきゃこんな仕事やってられんっしょ」 「もっともな言い分ですわね」 そう言うと、アサシンはわざとらしくため息をついた。 「なんかマスターって、私の知ってるやつに似てるわ。いや知ってるっていうか、直接会ったことはないんだけど。 依頼主みたいな感じっていうか……とにかくなんとなくさ、私は特別!って素で考えてそうな感じがするんだよね」 「わたくしが特別なのは改めて言うまでもないでしょうに」 「はぁ……私をこき使ってくれた魔法少女様も、あんたみたいに性格悪い大金持ちのお嬢様だったりするのかな」 うんざりした顔のアサシンに、悠然たる笑みを浮かべたまま純恋子は呼びかける。 「その性格の悪いお嬢様へ、これから力を貸していただくことになるのだけれど。御覚悟はよろしくて?」 「ま、利害は一致してるからね。私も聖杯の力でもう一度人生やり直したいって気持ちはあるし。それに」 「それに?」 「今度は、もっと上手く立ち回って生きてやる。誰にも私をハメさせたりはしない」 ぞくりと、機械化されたはずの背筋が粟立つような錯覚を覚える視線。 まるで、生前誰かに陥れられたことがあり、それと純恋子を重ねているかのような。 まっすぐに向けられるその視線を持ち前の克己心で正面から受け止め、純恋子はあえて微笑んだ。 「……お互い、意図しないステージで踊らされた者同士。上手くやっていけると思いません?」 「どーだか。ま、あんたがスポンサーで私は雇われ。いつも通りやるだけか」 どこまでもドライな虹の魔法少女の生き様は、純恋子の生き方と幾度と無く交差しながら、しかしどこまでも相容れない。 君臨者を鼻で笑う彼女を、女王たらんとする自分が扱おうとするのは滑稽ですらある。 しかし、それもまた自分の戦い。 一ノ瀬晴のように他人の陰に隠れるのとは違う。サーヴァントを己の手足、その最強のパーツとしてこの聖杯戦争を戦い抜くのだ。 なにせ――彼女は、一度“魔王”を殺している。ゆえに、この〈新宿〉において殺せない敵はいない。 【クラス】 アサシン 【真名】 レイン・ポゥ@魔法少女育成計画Limited 【ステータス】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具C 【属性】 中立・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【固有スキル】 魔法少女:B+ 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を1つ使える。アサシンの場合それは宝具となる。 アサシンは暗殺者として経験と鍛錬を積んでいるためランクが高いが、それでも上位には及ばない。 そしてアサシンは魔法少女の状態で呼び出されているため、このスキルの発動は阻害できない。 演技力:B 他者に好感を与えるキャラクターを演じ、友好な関係を築くことができるスキル。 アサシンはこのスキルを用いて他者と交流する場合、自身の属性を好きな組み合わせとして誤認させられる。 またアサシン本来の性格を知らない相手がアサシンの演技を見抜こうとする場合、成功ロールにマイナス修正が加わる。 人間観察:C 人々を観察し、理解する技術。 誰が誰にどのような感情を抱いているかを見抜き、把握した上で行動できる。 単体でもそれなりに有用だが、先述の演技力スキルとの組み合わせで真価を発揮するスキル。 魔王殺し:EX 生前のとある逸話により与えられた、虹の魔法少女の異名。 霊格が自分より高い、あるいは宝具を除く平均ステータスが自分より高い英霊に対してのみ発動するスキル。 このスキルが適応された不意討ちの一撃目に限り、気配遮断スキルのランク低下デメリットを無効化する。 【宝具】 『実体を持つ虹の橋を作り出せるよ』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:視界内 最大補足:10 レイン・ポゥの固有魔法にして象徴。 アサシンが念じた場所から反対側へと伸びていく虹の橋を作り出す。 虹の橋は厚さを持たないが、サーヴァントが踏みしめてもヒビひとつ入らない。幅は最大1メートル半、長さは視認範囲内なら無限遠。 また魔術によって生成されるものの、実体を持つため性質としては神秘を帯びた武器に近く、対魔力等のスキルの影響を受けない。 一見するとメルヘンチックな魔法だが、その実体は攻撃・防御・応用性に優れた凶悪な能力。 虹の縁はサーヴァントの肉体をやすやすと切り裂く鋭利な刃であり、橋として魔法少女の全力疾走に耐える強度は盾としても使える。 視認不可能な細さの虹を複数発生させ張り巡らせることで、触れたものを感知するセンサーにすることも可能である。 欠点は、視認範囲外の虹は徐々に崩れて消滅してしまうことと、攻撃するには「虹を伸ばして」「斬りつける」の二動作が必要であること。 正面切っての戦いでは決め手に欠けるうえ見切られる危険があるが、逆に奇襲にはこの上なく適した能力である。 【weapon】 戦闘手段として使用するのは宝具で作り出す虹の刃のみ。 もっとも、レイン・ポゥは素手でも並の魔法少女なら瀕死に追い込めるだけの格闘能力を持つ。 【人物背景】 魔法少女育成計画シリーズ三作目に登場する、虹の魔法少女。 変身前の名前は『三 香織(にのつぎ・かおり)』。中学一年生。社交的で友達の多い、明るい少女である。 魔法少女服はサイバーチックな意匠を持ち、背後に虹の輪を背負っている。 ある日魔法の国から来た妖精トコにより、香織は親友の酒己達子らと共に魔法少女へとスカウトされる。 悪い魔法使いに追われているというトコを助けるため、香織たち七人の新米魔法少女は協力を決意。 手にした力に戸惑いながらも、魔法少女レイン・ポゥは仲間と共にトコを狙って襲い来る敵の魔法少女たちとの戦いに見を投じていく。 ……もっとも、このあらすじは物語の一面ではあっても真実ではないのだが。 本来ならば英霊になり得る存在ではないはずだったが、『Limited』作中で起こしたとある事件により彼女の名は知れ渡ることとなる。 続編『JOKERS』に登場する魔法少女・袋井魔梨華など「虹の魔法少女」を知る者は多く、それが結果として彼女の英霊化に繋がった。 【サーヴァントとしての願い】 第二の生。 次はもうちょっと賢くやって、今度こそ楽しく生きる。 【マスター】 英純恋子@悪魔のリドル 【マスターとしての願い】 自らが真の女王であることを証明する。 【weapon】 サイボーグである自分自身。 【能力・技能】 全損した両手両足を含むほぼ全身をサイボーグ改造しており、特に義肢には戦闘用の改造を施している。 その強度は拳銃を握力だけで破壊し、壁を拳で破砕し、片手で人間をやすやすと投げ飛ばすことが可能なほど。 また指先にワイヤーを仕込んでいる他、腕全体を銃器アタッチメントに換装することも出来る。 【人物背景】 英財閥の令嬢。名前は「はなぶさ・すみれこ」と読む。 彼女の家は明治維新以降に急成長した家であり敵が多く、彼女も幼い頃より幾度と無く命を狙われた結果、四肢を失うほどの重傷を負っている。 それでも血の滲むほどの努力を重ねてリハビリを乗り越え、強化改造した義肢を武器に今まで生き抜いてきた。 そんな自分の存在に強烈な自負を持ち、家柄への誇りとも相まって特別扱いされないと気がすまないタイプ。 同じように命を狙われながらも生き延びてきた一ノ瀬晴には並々ならぬ対抗心を抱いている。 ミョウジョウ学園黒組に参加し晴への暗殺を表明した理由は、他人によって生かされている晴を倒して自分が真の女王であることを証明するためである。 そのため彼女自身は常人を越えた戦闘能力を持ちながらも暗殺者ではなく、晴への暗殺も半ば(一方的な)決闘のような形だった。 結果的に彼女は土壇場で驚異的な行動力を発揮した晴により、99階建てのビルの最上階から突き落とされ戦闘不能になる。 最終回では晴への対抗心を捨て穏やかな表情を浮かべていたが、この聖杯戦争への参戦時期はそれ以前であり、未だ敗北の記憶の抜け切らぬ状態である。 【方針】 聖杯狙い(聖杯そのものが目的ではないが)。 女王として焦ることなく優雅に勝利を得たいところだが、生粋の暗殺者であるアサシンとは見解の相違が生じている。 時系列順 Back 北上&アサシン Next 荒垣真次郎&アサシン 投下順 Back 北上&アサシン Next 荒垣真次郎&アサシン Character name Next→ 英純恋子 全ての人の魂の夜想曲 アサシン(レイン・ポゥ)
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:飯篠家直 【レベル】:70 【アライメント】:秩序/善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:40 【耐】:40 【敏】:60 【魔】:30 【運】:30 【宝】:40┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:暗暗暗 【貯蔵魔力】210/210 【魔力供給の不足】:┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ _ ,メツ //////////////// y///‐∧ ///////////////////////,/Vミ\ ///////////////////////////∧ ////////////////////////i///ヽ /∧ ////////////////////////l/// V /ヘ/i ////////////////////////|///////ヘル/ス |////////////////////}//1/ハ/、////∨ ヘ\ |//////|///////}/// !///≦ミ|/∨/i/lll ||/////|//////フ//` |// ァミエ、//ll//l,リll ! |//////l //ャ ァテ=ミ |/ ヌ_ンタ }|リ /ノ ||/////l///| 之_ タ l/ ゞー' ハ/ |ハ////l///、 ゞー' 、 ハ}/| ∨/、////ト\ /l|// ヽ//i/、///ヽ -一 ヘ//ハ / ヽ| ヽ=∧> /}=} /; ; ; ヽ /; ; ; ; ; ; ; ; \=ハ、|>-一彡7///; ; ; ; ハヽ 〈; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; }ヽハ三三三三彡/;; ; ; ; ; ; ; ; / ; ;ヽ , ィ⌒丶 ; ; ; ; ; ; ; jニ∨三三三三7ハ ; ; ; ; ; /-‐' ´> 、丶 / ; ; ; ; ; ; ; ; \ ; /i 人三三三三三リ}/ヽ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; `丶、 / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; Y | /三三三三三三Ⅳo У; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○気配遮断:B (種別:一般 タイミング:常時) サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 自らが攻撃態勢に移っても気配遮断は解けない。 自陣への情報収集判定を「-15%」する。 さらに、常に勝率に「+15%」の補正を得る。 ○武芸百般:A (種別:一般 タイミング:常時) 多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。 空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や未知・未経験の状況にさえ、 培われた技術と経験を駆使することで、即座に対応することができる。 このキャラクターは戦闘時、「+60%」の勝率補正を得る。 また、自身へのあらゆるペナルティを無効化し、いかなる状態でも十全に戦うことができる。 ○忍術:A (種別:一般 タイミング:常時) 忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。 各流派によって系統が異なる。長威斉の場合は天真正伝香取神道流における忍術。 アサシンとしての召喚により、ランクが上がっている。 陣地による相手側の補正を無効化する。 また、自陣の勝率を「敵陣側の人数×10%」上昇する。 加えて、戦闘に敗北時、魔力を「30」消費することで、自陣のみ令呪一画で離脱させることができる。 ○熊笹の教え:- (種別:対人絶技 タイミング:クリンナップ) 武術の根幹である体捌きが人知を超えた領域に到達したもの。 弟子達の誰も引き継げなかった、アサシンだけが有する絶技。 重心ではなく、自身の五体にかけられる重力の強さ・ベクトルを、体捌きのみで自在に操る。 曰く、武芸者に挑まれたアサシンは、熊笹の葉の上に蓆を敷き、その上に乗ってみせた。 その超絶の技を見た武芸者は力の差を悟り、戦わずして負けを認めたという。 『クリンナッププロセス』時に使用を宣言。 自陣側の任意のステータスに、自陣側の【敏】の総合数値を足し、勝率に「+50%」の補正を得る。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○兵法は平法なり(ひょうほうはへいほうなり) ランク:B 種別:対人宝具 タイミング:戦闘開始直前 消費魔力:40 天真正伝香取神道流の理念、すなわち「兵法は平和の法である」という信念を形とする宝具。 戦う前に互いの力量を悟らせ、相手の命を奪わずして勝つ事こそ最上とする理念が宝具化したもの。 剣気、神気によって対象の精神にダメージを与え、相手の精神が屈した時点で強制的に敗走させる。 戦闘開始直前に敵陣に存在する全員に対して「100-対象の【レベル】%」の判定を行う。 判定に成功した場合、対象を行動不能にする。 この効果によって敵陣全てのキャラクターを行動不能にした場合、自陣側の勝利として戦闘処理を行う。 ただし、この宝具は精神的干渉に耐性のあるキャラクターには無効化される。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛